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はじめに-2

グーグルプラス(Google+)は全く成功していない。そもそもグーグルはソーシャル系については協業の形で参加すれば十分としていた。ソーシャル系が求める様々なサービスの一部を提供するスタンス。

ソーシャル内のサービスの構造を自由に構築したいソーシャル系の思いと、サービス自体のユニバーサル性を維持したいグーグルがぶつかるのは必然。

それ以前の問題として、実名公表を前提としたカルチャーと匿名前提のカルチャーでは、必要とするサービス要件はまるで違ったものになるのも必然。

もっと大変なことにポータルサイトとしてもSNSがトップに出てきてしまった。もっとも、検索は何処かrでも出来るので、検索のページをポータルにする必然性は無いのだが、グーグルの検索バーを排除するフェイスブックがポータルを押さえてしまうと必然的にグーグルのサービスを利用する機会は減っていく。

フェイスブックの標準検索はマイクロソフトのBINGになってしまった。入り口を蓋された格好だ。

グーグルはGoogle+で答えを出そうとしたが、腕力で無理やり作ったNSNだ。魂が入っていない。SNSの価値に共感を持つことが出来ないから、本物のSNSを作れないでいる。そんな感じだ。フェイスブックの弱点に手を入れても枝葉末節。

誰もがグーグルに期待するエクセレントサービスはいつどのように実現するのか?

はじめに

フェイスブックは今やジャスミン革命を支えたことでも知られるようにITインフラと言うより社会インフラとして広く理解されるようになったが、この日本ではあまり普及していない。日本にはミキシーというソーシャル系のサービスが先行していた。加えて実名による利用には強い抵抗がある。日本的文化価値との関連が強い。

出る杭(釘?)は打たれる。謙遜。個人プレーよりチームプレー。村八分。我田引水。和をもって尊しとする。

流れを大きく変えたのは団塊世代の定年だ。彼らは企業の中で長年あらゆることをリードしてきた。IT関連も当然。再雇用もあるが、永久の住みかへ戻っていく連中も少なくない。組織の中の居心地の良さを知る連中はリタイア後も組織の関係を求める。フェイスブックは格好のツール。彼らに触発されてもっと歳を取っている世代と現役世代がともに利用者として登録され始めた。つながりの広さまで考えれば若者・学生世代の比ではない。

瞬く間にフェイスブックは日本でもメインステージに上がってしまった。

ソーシャルネットワークサービスって何?。ソーシャルなんて言うから分かり難いけど、コミュニティの連鎖する環境と考えれば分かりやすい。実社会に近い連鎖。しかし、「複層的」であること及び「リアルタイム的」であることは非常に重要な意味を持つ。

フェイスブックが普及したということと、フェイスブックそのものの出来栄えの良し悪しは別。普及しただけに課題も多い筈だ、実際に使ってみると上出来とは思えないことが色々ある。不出来でもデファクト。騙しながら使っていくしかない。実用マニュアルが必要とされる所以である。

特にセキュリティ面の問題、注意すべきことは少なくない。企業戦士でITを十分使いこなしてきた人ばかりではない。ITは他人任せの人、主婦層、老人、子供。全てにセキュリティ教育を施すことは出来ないから、安全な利用術を決め打ちする必要がある。

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